定義
累積人口比(横軸)と累積所得比(縦軸)の関係を描いた曲線。分配の不平等度合いを視覚的に示す。
特徴
45度線(完全平等線)との乖離が大きいほど不平等度が大きい。
Gini係数の計算に用いられる。
使いどころ
所得分布や売上分布を可視化し、どれだけ特定の上位層がシェアを握っているかを見るとき。
経済学・マーケティングなどで集中度を視覚的に評価。
応用例
国の所得データを累積順に並べ、Lorenz曲線を描いて格差を観察。
企業売上について「上位○%の企業が全売上の○%を占める」状況を曲線で把握。
留意点
横軸と縦軸の定義を間違えないように注意(累積人口比・累積所得比など)。
単に線がどれだけ45度線から離れているかで不平等度を感覚的に把握するが、定量評価にはGini係数が使われる。