定義
累積度数(または累積相対度数)を折れ線でプロットしたグラフ。
ヒストグラム同様に階級を使いつつ、各階級の上端などで累積値をプロットしてつなぐ。
特徴
ある値以下のデータがどの程度含まれるかを、視覚的に把握できる。
分位点をグラフ上で直読しやすい(例:縦軸50%と交わる点が中央値)。
使いどころ
「○点以下の生徒は何人?」「全体の80%がどのあたりまでに含まれる?」など、累積視点が必要な場合。
累積度数表の内容を可視化して読みやすくする際。
応用例
テスト点数の階級ごとに累積度数を求め、その値を折れ線で結ぶ。
中央値や上位10%ラインなどを把握。企業売上を小さい順に累積し、全企業の80%がどの水準か確認。
留意点
バー(棒)を使わないので、分布の「山の形」自体はわかりにくい。
階級の設定次第で滑らかさが変わるため、細かすぎる階級は逆に読みにくい場合がある。