定義
棒グラフと折れ線グラフを組み合わせ、カテゴリーごとの度数または金額などを大きい順に並べ、さらに累積割合も併記したグラフ。
特徴
・カテゴリーを大きい順にソートし、累積割合(累積度数)を折れ線で重ねるため、全体の中で主要因がどの程度を占めるかが分かる。
・80:20の法則(少数の主要原因が大部分を占める)を可視的に検証できる。
使いどころ
・不良原因やクレーム内容などを、大きいものから順に並べて、問題解決の優先順位を決めたいとき。
・販売数・売上金額を製品別に並べて「どの製品がどれだけ貢献しているか」を一目で把握する。
応用例
・品質管理で不良品の原因を「機械Aの故障」「部品Bの不具合」「作業ミスC」などに分類・集計し、累積割合とともに可視化。
・カスタマーサポートの問い合わせ原因分析に活用。
留意点
・データ数が多いとカテゴリーが多くなりすぎて、見づらくなる可能性がある。
・累積割合の折れ線が100%近くになる地点を基準に、重点項目を抽出するのが一般的。