定義
2つ以上の分散を比較するとき、その比率をとること(例:F比など)。
特徴
記述統計というよりは「分散分析」や「F検定」で利用される概念。
ばらつきの大小関係を直接見る。
使いどころ
「グループ間分散 / グループ内分散」など、ANOVAで重要。
単に2群の分散を比べたい場合などにF比を計算することがある。
応用例
2つの機械A, Bの製造精度を比較し、分散比が極端に大きいかどうかを検討。
統計的仮説検定(F検定)の統計量として応用。
留意点
検定的な要素(推測統計)に絡むことが多いため、記述統計としては参考値にとどまることもある。
分散が0に近い場合やサンプルが少ない場合、比率計算が不安定。