定義
各データに重み(ウェイト)を付与し、重みを掛けた総和を重みの総和で割ったもの。
公式
\[\bar{x}_w = \frac{\sum_{i=1}^n w_i x_i}{\sum_{i=1}^n w_i}
\]
特徴
・データの重要度やサンプル数の違いを反映した「平均値」。
・各集団が異なるサイズの場合や、アンケート回答に信頼度をつける場合などに使われる。
使いどころ
・統合された統計指標を求める際に、サンプルサイズやレーティングの信頼度に応じて加重。
・複数のグループをまとめて平均するときに、公平な指標を得たい場合。
応用例
・各店舗の平均売上を、それぞれの「従業員数」や「来店者数」を重みとしてまとめる。
・大学の成績評価(単位数に応じて重みを変えるGPA計算など)。
留意点
・重みの設定が主観的になると、結果が恣意的になる可能性がある。
・単純平均と使い分ける場面を明確にすることが重要。