定義
データを小さい順または大きい順に並べたとき、ちょうど中央に位置する値。
データ数が偶数の場合は中央の2つの平均をとる。
特徴
・外れ値の影響を受けにくい。
・分布が偏っているとき、代表値として平均よりも適切な場合がある。
使いどころ
・世帯所得や不動産価格など、極端な高額値が混在する場合。
・テスト結果の偏りが激しい時など。
応用例
・7人家族の年収が、1人だけ極端に高い場合、平均よりも中央値の方が「真ん中」を表している。
・アンケートの回答分布が極端に右寄せ・左寄せの場合。
留意点
・データ数が大きい場合でも、並べ替えを要するため計算量は一定発生する。
・中央値だけでは分布の左右の広がりを十分に把握できないこともある。